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【マーケット・コメント】 |
2006/06/15(木) |
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---芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の心境では・・・--- |
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2006年06月15日【マーケット・コメント】
---芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の心境では・・・---
昨日(6月14日)の東京市場のドル/円(USD/JPY)は、
[115.20-30]レベルでオープンした。
---東京市場のオープン(寄り付き、寄り値)は、東京時間午前9:00、
東京市場のクローズ(終値)は、東京時間午後5:00と考えています。---
その前のマーケット(外国為替市場)であるニューヨーク市場(6月13日)の
流れを受けて、久しぶりに、東京市場での115円台を示現した。
昨日(6月14日)の東京市場、および、ロンドン市場の朝方は、
特に目立った動きもなく、[115.00]を挟んだ小動き、といったところ。
東京市場の朝方の、[115.20-30]を高値に、ジリジリとドルが売られて、
ロンドン市場の朝方に、[114.80]アラウンドまで下げた。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
昨日(6月14日)のニューヨーク市場で発表された米国経済指標は、
消費者物価指数(CPI)(5月)。
マーケット(市場)の注目を集めており、発表直前は緊張感があった。
数値は、以下の通り。
消費者物価指数(CPI)(5月)
結果:[+0.4%](前月比)
予想:[+0.4%](前月比)
前回:[+0.6%](前月比)
結果:[+4.2%](前年比)
予想:[+3.9%](前年比)
前回:[+3.5%](前年比)
消費者物価指数(CPI)コア(5月)
結果:[+0.3%](前月比)
予想:[+0.2%](前月比)
前回:[+0.3%](前月比)
結果:[+2.4%](前年比)
予想:[+2.3%](前年比)
前回:[+2.3%](前年比)
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
「CPIが、予想よりも高い数値になったということ」は、
「みんなが思っているよりも消費者物価が上がっている」ということ。
だから、
「予想よりもインフレになっている」
「インフレが進んでいる」
ということ。
このことから、
6月28日、29日のFOMC(連邦公開市場委員会)で、
FRB(連邦準備制度理事会)が、ドル金利のさらなる利上げを行うだろう、
といった観測がますます強まった。
このCPIの発表を受けて、発表直後は、ドルが買われた。
CPIの発表直前は、[115.00]アラウンドにあったドル/円(USD/JPY)は、
[115.30-40]レベルに跳ねた。
しかし、[115.50]に届かなかったことを確認すると、
CPIの発表から、30分程度経過すると、突如として、ドルは急落を始め、
さらなる30分の経過で、[114.45-50]レベルに下落した。
その後は、ゆっくりとしたドルの買戻しとなり、
[115.00]アラウンドで、ニューヨーク・クローズを迎えた。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
CPIに関しては、発表直後は、
「予想よりもインフレになっている」ことから、
「ドル金利のさらなる利上げ」に思惑が走ったが、
「インフレ自体」は、米国経済にとってマイナスであり、
例えば、「利上げ」は、「株売り」の材料になる、などの懸念を、
市場参加者が思い起こした、といった説明を付けることが出来る。
こういった捏ね繰り回したような説明が、それ程、役に立つとは思わないが、
第三者を納得させるためには、都合が良い。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
そういった意味では、大所高所から言えば、
高金利通貨は、その国のインフレ率が高いことを表しているのだから、
高金利通貨は、『いずれ』下落する。
この『いずれ』は、神のみぞ知る。(つまり、誰にもわからない。)
しかし、『もし仮に、為替レートが動かなければ』、
低金利の通貨を売って、高金利の通貨を買えば、その金利差を享受できる。
だから、多くの市場参加者が、
『もし仮に、為替レートが動かなければ』と期待して、
あるいは、
『私だけは、そんなことは無い(かも知れない・・・)』と期待して、
『私だけは、儲かるかも知れない・・・』と期待して、
『円キャリー・トレード』(金利差を享受しようとする取引)に手を出す。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
しかし、残念ながら、
『もし仮に、為替レートが動かなければ』という仮定は、
それ自体が、そもそも間違っている。
それは、『天(空)が落ちてきたら』といった『杞憂(きゆう)』と同じこと。
---『杞憂』は、(起こり得ない)悪いことを想定して、悩むことだし、
上述のケースは、
自分にだけ幸運が起こることを期待して、夢を見ることだから、
逆のケースになり、よい引用例ではありませんが、
例えるならば、同じこと。---
『円キャリー・トレード』(金利差を享受しようとする取引)は、
『(運が良ければ、)金利差を享受できる場合がある』。
それだけが真実。
そういった手法は、10年前にも、20年前にも、あったし、やった。
結果としては、記録的な大損をしたケースの方が有名だ。
---具体例は、あえて、省略します。---
---必ず、利益を得た市場参加者もいたはずです。
誰かが損をすれば、誰かが儲けているはずです。---
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
『言葉不足(説明不足)』『言葉足らず』のところがありますが、
紙面と時間の関係上、残りは割愛省略。
自分だけが助かろうとする、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の心境では・・・、
と、添えておきます。 |
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