-----Original Message-----
From: ****
Sent: Tuesday, August 13, 2002
To: 物語
Subject: Re: 【独断と偏見の為替相場】
いつもプロの視点でみる相場が私にも伝わってきます。
たのしみにしております。
質問
「クロス円が強い、弱い」
これはいったい何のことですか? |
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-----Original Message-----
From: 物語
Sent: Tuesday, August 13, 2002
To: ****
Subject: RE: 【独断と偏見の為替相場】
**** さん
メールありがとうございます。
**** さんの知りたい答えは、以下の−…−…−…−で囲まれたところだろう、と推察します。
−…−…−…−…−…−…−…−…−…−…−…−…−…−…−…−…−
外為市場の相場参加者が、【クロス円が強い、弱い】と言った場合の【クロス円】は、---誤解を恐れずに言うならば---【ユーロ/円レート】【ポンド/円レート】【スイス・フラン/円レート】【オーストラリア・ドル/円レート】を指しています。
なおかつ、
【クロス円が強い】と言った場合は、『クロス円レートで、【円安】』を意味します。
これは、クロス通貨【ユーロ】【ポンド】【スイス・フラン】【オーストラリア・ドル】が、対円で強いということです。
逆に、
【クロス円が弱い】と言った場合は、『クロス円レートで、【円高】』を意味します。
これは、クロス通貨【ユーロ】【ポンド】【スイス・フラン】【オーストラリア・ドル】が、対円で弱いということです。
−…−…−…−…−…−…−…−…−…−…−…−…−…−…−…−…−
本来の説明も添付しておきます。
こういったことは、わかり難いことなのです。
長いこと専門に取引している人でも、新人の頃に、一生懸命に【丸暗記】しただけで、いつの間にか、当たり前のことになってしまい、よく考えたことがない市場参加者も、たくさんいます。
【マスコミ】のこういった言葉の概念は、かなりいい加減です。
ですから、こういった言葉をを使っている人たち自身も、きちんと説明できないことが、多いのです。
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日本では、『為替レート』と一般的に言う場合は、暗に【ドル/円レート】を指す場合がありますが、本来『為替レート』と言った場合は、様々な通貨の組み合わせがありますので、2種類の通貨を、ちゃんと呼称するべきでしょう。
そうしないと、わかりにくいですから。
『ドル円為替レート』のように表示した方が、誤解がありません。
【クロス円】の説明をしましょう。
『ドル/円レート以外の、対円の為替レートのこと』を【クロス円レート】と呼びます。
ですから、『クロス円レート』といった場合には、【ユーロ/円レート】【ポンド/円レート】【スイス・フラン/円レート】【オーストラリア・ドル/円レート】【ニュージーランド・ドル/円レート】【カナダ・ドル/円レート】【韓国ウォン/円レート】【中国元/円レート】・・・・
と、本来の意味ならば、無限に(米ドルを除く通貨の数だけ)存在します。
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【ドル/円レート】は基軸通貨である米国ドルに対する円レートですから、【ドル/円】の市場レートが自立してあります。
それに対して、【クロス円レート】は、
基軸通貨である米ドルに対して成り立っている、それぞれの通貨のレート---例えば、【ユーロ/ドル】【ポンド/ドル】【ドル/スイス・フラン】などのレート---から、計算して導かれるレートのことです。
何故、【クロス円】と呼ぶのか?は、
【フォレックス・ディーラー物語】の中に、
【外国為替市場 研究室】
No.7 「何故、クロス・レートと呼ぶのか?」
http://members.tripod.co.jp/forexdealer/sub137.htm
があります。こちらに詳しく掲載しています。
お手すきの時に、
【外国為替市場 研究室】全体
http://members.tripod.co.jp/forexdealer/sub130.htm
をご覧になってください。
「何故、クロス・レートと呼ぶのか?」 を説明するために、
【外国為替市場 研究室】を立ち上げたようなものですから、
【No.7 「何故、クロス・レートと呼ぶのか?」】だけを読んでも
わかりにくいかもしれません。
通貨取引(外国為替取引)は、【通貨と通貨の交換取引(契約)】ですから、【対価と対価のやり取りであり】ややっこしいところがあります。
わかりにくいのですが、最終的には慣れるしかありません。
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こういったことは、誰にとってもわかりにくいことです。
誰もが、疑問に思っていることでしょう。
それで、今回のメールを、近いうちにメールマガジンで配信します。
匿名、メールアドレスは伏せるなど、プライバシーには留意いたしますので、なにとぞご了解ください。
今後もよろしくお願いいたします。
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松田 哲
【フォレックス・ディーラー物語】
http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/
Mailto:smatt@d4.dion.ne.jp
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【外国為替市場 研究室】
No.7 「何故、クロス・レートと呼ぶのか?」
http://members.tripod.co.jp/forexdealer/sub137.htm
から、一部抜粋して、今日の外国為替レートを使って、掲載します。
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「対円の為替レート」のことを「クロス・レート」と呼ぶことがある。
本当は、「クロス・レート」は「対円の為替レート」に限らない。
「基軸通貨である【米ドル(USD)】に対してのレート」ではなく、
「【米ドル(USD)】以外の組み合わせの通貨間の為替レート」を
一般的に「クロス・レート」と呼ぶのだ。
(中略)
だけれども、日本人にとっては、「クロス・レート」とは「対円レート」
と覚えておいても、大きな誤りではないだろう。
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対円レートの計算の仕方を考えてみよう。
ドル(USD)を基準として為替レートを表示する通貨は多い。
例えば「スイス・フラン(CHF)」がそうだ。
USD/CHF=1.4825−35
のように表示される。
これは、
1USD=1.4825(Bid、買値)−1.4835(Offer、売値) CHF
「1ドルを1.4825スイス・フランで買う市場参加者がいる」
「1ドルを1.4835スイス・フランで売る市場参加者がいる」
という意味である。
円(JPY)も、ドル(USD)を基準として表示する通貨だ。
USD/JPY=118.10−20
すなわち、
1USD=118.10(Bid、買値)−118.20(Offer、売値) JPY
「1ドルを118.10円で買う市場参加者がいる」
「1ドルを118.20円で売る市場参加者がいる」
ということである。
スイス・フランの対円レートを計算する時には、それぞれの通貨の
ビッド(Bid)とオファー(Offer)の組み合わせになる。
例えば、CHF/JPY(スイス円レート)を計算するばあいは、
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USD/JPY=118.10 − 118.20
×(←『かける』ではなく、『クロス』の意味。
それぞれの通貨のビッドとオファーを
クロスして計算する)
USD/CHF=1.4825 − 1.4835
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CHF/JPY(Bid)を計算すると、
118.10÷1.4835=79.609032
CHF/JPY(Offer)を計算すると、
118.20÷1.4825=79.730185
だから、CHF/JPYレートは、
79.60−79.74
(1CHF=79.60-79.74円)
になる。
(小数点以下第三位を、ビッドは切り捨て、オファーは切り上げにします)
上記図のように、「対ドルの為替レート」のそれぞれのビッドとオファーを
クロスして組み合わせて、計算をする。
それで、「ドル以外の組み合わせの通貨間の為替レート」を
「クロス・レート」と呼ぶ。 |
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Presented By 【フォレックス・ディーラー物語】 |