ワン・イヤー(1年、1Year)のデポ(デポジット、預金)は、今日いくらだった?」
「ワン・イヤーは7と8分の1(7and1/8%, 7.125%)が『出会い』でしたね。」
「そうか、マーケットはセブン・アンド・ワン・シックスティーンス、トゥ、スリー・シックスティーンス(7and1/16
to 3/16)って、とこだな・・・・・。」


金利の取引には、分数を使う。
アングロ・サクソンが、肉を分割することからでた発想だそうだ。
まず、半分、これがハーフ(half, 1/2)だ。
ハーフ(half, 1/2)のハーフ(半分)がクオーター(quarter, 1/4)。
クオーター(quarter, 1/4)のハーフ(半分)が、ワン・エイス(one eighth,
1/8)。
ワン・エイス(one eighth, 1/8)のハーフ(半分)が、ワン・シックスティーンス(one
sixteenth, 1/16)。
順番に並べるならば、
0 % (0 %)
1/16 % (0.0625%)
1/8 % (0.125 %)
3/16 % (0.1875%)
1/4 % (0.25 %)
5/16 % (0.3125%)
3/8 % (0.375 %)
7/16 % (0.4375%)
1/2 % (0.5 %)
9/16 % (0.5625%)
5/8 % (0.625 %)
11/16% (0.6875%)
3/4 % (0.75 %)
13/16% (0.8125%)
7/8 % (0.875 %)
15/16% (0.9375%)
ということになる。
田辺課長が『マーケットはセブン・アンド・ワン・シックスティーンス、トゥ、スリー・シックスティーンス(7and1/16
to 3/16)』と言ったのは、金利市場の、ビッド(『取り』、Bid)とオファー(『出し』、Offer)を表示したわけだ。
この場合、1年のデポジット取引(Deposit Deal, 預金取引)のビッドが、7and1/16%、オファーが、7and3/16%、ということになる。
ビッドが、7and1/16、ということは、金利市場に、7and1/16で資金を『取りたい』、言い換えれば、7and1/16でお金を借りたい、という市場参加者がいることになる。
オファーが、7and3/16、ということは、1年のデポ市場に、7and3/16で資金を『出したい』、7and3/16でお金を貸したい、という参加者がいることだ。
『出会い』が、7and1/8ということは、ビッドの7and1/16と、オファーの7and3/16の中間の、7and1/8で取引があったということだ。


「梅田、オーバー・ナイト金利は?」
「6パーセントで変わらずでした。」
「じゃあ、まだ、動き出してないな・・・・・。
昨日の支店長とのミーティングの通りなんだけど、ワン・イヤー(1年)が、セブン・アンド・ハーフ(7and1/2)になったら出し始めようか。
セブン・アンド・ハーフ(7and1/2)から、十六分の一刻みで、500本づつ『出し上がる』か。」
1本は百万ドルのことだから、500本は5億ドルになる。
「わかりました。」
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