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フォレックス・ディーラー物語
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Forex Dealer Stories
日経BP書店 書籍紹介-ドル円ユーロ投資入門 外国為替市場 研究室
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No.4 「相場の予想レンジ」

2001年4月6日(金)

 これは余談ですが、為替相場だけに限らず、『様々な「相場」の予想・予測を行うと、その中心レート(予想した高値と安値の中心値)は、その予想・予測を行なった時点のレートに収束します。』

 「相場」の予想・予測をした人のサンプルが多ければ多いほど、上記のことは、正確性を帯びてきます。

 「当てもの」をすれば、「強気(ブル)」も「弱気(ベア)」もいて当たり前なのです。これは正規分布しているはずです。

 経済的与件や「相場の値動き」によって多少のバイアスはかかります。


 例えば、現時点(2001年4月6日現在)では、どちらかと言えば「ドル高円安」方向にバイアスがかかる筈です。

 それは、昨年秋(2000年10月〜11月ころ)から今年の年初(2001年1月ころ)では「105円から120円程度」でしたが、今年の2月頃(2001年2月)から、この期末期初(2001年4月初旬)で「115円から127円程度」のゾーンにシフトしているからです。

 だから、今の時点でドル円を予想すれば、現在レートは125円アラウンドですから、中心レートは125円で、若干「ドル高円安」方向にバイアスがかかる筈です。

 【(注)2001年4月6日(金)東京時間のドル円レートは125円アラウンドでした。】


 予想レンジの「広がり(高値・安値の幅)」は予想した人のボラティリティ感覚です。

 これから、大きく動くと考えているのか、たいして動かないと思うのか。このボラティリティも正規分布しています。


 だから、現時点(2001年4月6日)において、半年から1年程度の「相場」の予想・予測を行うと、そのサンプリングが多ければ、多いほど以下のことが言えるはずです。


 ドル円の大半の予想レートは、

 「125円・プラス・マイナス10円程度」(115円〜135円)

 これに若干のバイアスをかければ、

 「126〜128円・プラス・マイナス10円程度」(116円〜138円)

 上記が大方の予想レンジになると思われます。



 こんな程度の予想・予測が当たっても、嬉しくも無いし、意味があるとも思いません。ましてや、当たったから偉いなんて全く考えもしません。

 相場のレンジを「のうのうと語るエコノミスト」がよくいます。また、そういった「ディーラー」も多いのでしょう。

 しかし、予想レンジなんて、そんな程度のものなのです。


 だって、誰にもわからないから、「相場」でしょ?

 大統領や一国の首相でさえもコントロール出来ない。
 旧大蔵省、現在の財務省や中央銀行の巨額な『市場介入』でさえも、ままにならない。
 それが、「為替相場」なのです。


 本当に「相場のレンジ」を当てる事が出来れば、「通貨オプション取引」を組み合わせれば、いくらでも好きなだけ「巨万の利益」を作ることが出来るのです。


 だったら、「のうのうと語るエコノミスト」なんて、よく、競馬場や競輪場で怪しげな「予想」を売っている「変なおじさん」と一緒じゃないですか。

 競馬場や競輪場で怪しげな「予想」を売っている「変なおじさん」には、

 「そんなに当たるなら、自分で買えばいいじゃない!」

 「当たらないから、そんなことやってるんでしょ!」

 と、言えるのに、

 どうして、新聞やテレビといったマスメディアは「のうのうと語るエコノミスト」たちの、「当たりもしない予想レンジ」、「当たっても意味のない予想レンジ」なんて取り上げるのでしょうねぇ?


 どうして、真実を取り上げずに、大衆に迎合したがるのでしょう?
 その方が商業的利益があるのはわかるのですが・・・・。

 マスメディアも構造改革を求められている点では、「不良債権・不良資産に苦しむ銀行やゼネコン」、「なにもしないことをとがめられる政治」と同じですヨ。



 さあ、私も出来る事をやらなくちゃ・・・・。



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