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| フォレックス・ディーラー物語 |
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Forex Dealer Stories |
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青春のモニュメント No.19 |
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東京の場合、東京市場が終了しても、次のロンドン市場が始まるまで、ディーラーもブローカーもオフィスに残っているのが当たり前だ。
日本人は働き者で残業しないと変に思われる。
特に外国為替ディーラーは日本の銀行員だから、5時に退社するなんて有り得ない。
することがなくても、付き合い残業をするのが礼儀だ。
ニューヨークに来て、最初に驚いたのは、ブローカー達が5時を過ぎると居なくなってしまうことだった。
静かなマーケットの日には、当番を残して4時半には帰ってしまう。
今は夏時間だから夜の8時ころまで明るい。
5時にオフィスを出て急いで帰れば、家の近所で2時間くらいテニスができる。
ニューヨーカーは日本人よりも人生をエンジョイしているような気がする。
いつものニューヨーク市場は5時を過ぎると、ブローカーの声はまったく聞こえなくなる。
誰も居ないんだから、スピーカーからプライスは流れてこない。
夕方5時以降のニューヨークのディーリング・ルームは人気(ひとけ)もなく、静寂だ。
しかし、今日は5時を過ぎてもディーラーもブローカーも残っている様子だ。
ニューヨークのディーラー達は、米系も欧州系も日系も、それぞれ東京の支店や本店のディーラーと情報交換をしているのだろう。
マルワ・トラスト・ニューヨークがドル・円を大量に買ったと話しているに違いない。
これだけ派手に買ったのだから知らないほうがおかしい。
でも、何故これだけ大量にドルを買ったのか、理由は知らないだろう。
わからないだろう。
『青春のモニュメント』が本当の理由だなんて、想像もつかないに違いない。
いや、想像つかないよりも理解できないし、本当のわけがわかったら、怒り出すかも知れない。
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